社員が辞める理由は上司や経営者の優しさ? ~まとめ記事part2~

こんにちは🙋

経営者・社員の性格を見える化して、

今いる商品と人材で

『売上または経常利益20%UPできる

コミュニケーションスキルアップ研修』

を提案しています、

悩みすっきりカウンセラーの山本記大

です。

ついに昨日、菅官房長官が新年号を

発表されましたね!

『令和』

日本の万葉集が出典と言われています。

今回はさらに社員のことを思って

優しい経営者として立ち振る舞えば

立ち振る舞うほど、社員のことを

思って対策を練って動けば動くほど

何故かますます

『社員が辞めてしまうこと』に

焦点を当てたエピソードをご紹介

します。

もしかして社員が定着せずに

辞めてしまうことについて

こんな状態になっていませんか?

⬇️の写真

度が過ぎると疎まれる『お節介』

僕たちは誰もが『認めてもらいたい』と

いう欲求や願望があります。

その中で
自分の存在価値を本当の意味で認める ことができていない状態

『誰かの役に立ちたい・力になりたい』という優しさと

『自分が社内や所属している団体で認めてもらいたい』という自己満足が

合体すると

後で述べる社員が辞めるといった

問題を引き起こすかもしれません。

実際のエピソードを紹介します。

度が過ぎる優しさが生み出す悲劇

それは

社員が辞めてしまうことです。

今からお話することは

先週の3/26火曜日の

≪名古屋市緑区倫理法人会

経営者モーニングセミナー終了後≫

におっしゃっていたある女性経営者が

お話してくれた実話です。

女性経営者Iさんは

ご主人と離婚後、

当時の経済的困窮した生活を脱出する

ため・子供にこれ以上お金のことが

原因で将来の可能性を摘みたくないと

始めた仕事が縁で、

約20年前に化粧品会社を起業しました。

必死に働き続けて業績を上げて会社も

次第に大きくなっていきました。

会社が大きくなると課題として

出てくるのが

社員を定着させながら社員育成を行う

ことです。

そこでIさんは独学で

社員定着・社員育成のことについて

書かれている書店の本を読むように

なりました。

そこで本に書かれていることを

行動に移します。

日常の言葉がけから、

朝礼での社長挨拶の仕方まで

次々に実行します。

しかし思うように育たず、思うように

成績結果・業績に繋がりません。

何故か

社員が辞めるようになっていきました。

今度は経営者・幹部向けの研修セミナー

を受けることに決めてまずは自分が

経営者としての心構えを勉強して、

自分が受けて良かったものは

幹部だけでなく将来の幹部候補である

社員にも会社の経費として

受講させました。

それどころか今まで以上に社員が

辞めていってしまいます。

結果、次々に研修会社をハシゴして

総額500万円以上のお金を社員育成に 投資しても納得のできる成果はなかった

とおっしゃっていました。

とうとう疲れはてて

研修に行くこと・

本を読んで勉強すること・

社員育成についての関心も無くなって

諦めてしまいます。

社員にとってプラスになると思って

研修を受講させては何故か社員が辞めて

しまう一連の過程と結果には

恐ろしい心理が隠れていたのです!

それこそが

『度が過ぎるお節介』の心理でした。

別名

『優しさの押しつけ』

『感謝の強要』とも言います。

この女性経営者には

冒頭でお伝えした

『社員のために役に立ちたい・力になりたい』という優しさの他に

『社員のために優しさを持って本を読んで勉強したり、研修を紹介して受講させたりしてお世話することで良い経営者と思われたい。良い経営者として認められたい。そして感謝の言葉を言ってもらいたい』

という無意識の行き過ぎた感謝の強要が

働いていたのです。

感謝の強要をついついしてしまう心理は

思いやり・優しさがあってお世話する

ことが好きで面倒見のいい人には

少なからずあります。

『通常の優しさ・お節介』と

『行き過ぎた優しさ・お節介や感謝の強要』

とは異なります。

決定的な違いは

いつも人から感謝の言葉を求めずにはいられない、感謝の言葉を言われて初めて自分の存在価値を見いだすことができて安心できることです!

この心理に陥ると

社員に感謝を強要します。

そして

『そのことに居心地の悪さを感じて社員が会社を辞めることでますます必要とされたい・認められたいと思います。』

⬇️

『必要とされたくて存在価値を認めてもらいたくてさらに深みに嵌まっていく習慣を作ってしまう』

所に真の恐ろしさが有るのです!

度が過ぎるお節介を減らす方法

人の承認がないと不安や不満を強く

感じる人は、自分のことを一日1個

ほめることで

自分の存在価値を高める

『度が過ぎるお節介』、

別名『優しさの押しつけ』

『感謝の強要』を

無意識にやっていないかどうか?

人に認められないと不安や不安を強く

感じるかどうか?

こういったことをまずは

自分に当てはめてみて、

当てはまるようならば

自分のことを認めてほめることで

存在価値を自分で高めて

『度が過ぎるお節介』、

別名『優しさの押しつけ』

『感謝の強要』の数を

減らしていくことです。

それと同じくくらい大事なことは

この心理に気付いて

手放す・止める・捨てる・辞める

ことです。

今回の事例の主人公

女性経営者Iさんは

自分が手出し・口出しをするのではなく

基本的に社員の自主性を大事にして

見守る道を選びました。

やるとすれば

オフィスとトイレの清掃をしたり、

食堂の女性亭主として昼食を振る舞う

ことに的を絞りました。

これで度の過ぎた優しさ・感謝の強要

が激減しました!

社員定着が実現して有力な人材が育ち、

ついに

去年2018年9月に社長を退きました。

業績も過去成功を更新中です!

いまIさんは

悠々自適に経営権を持たない

会長として過ごしています!

『度が過ぎるお節介』、

別名『優しさの押しつけ』

『感謝の強要』の数を減らして

社員が辞めることなく定着して、

また社長も社員から必要とされる

より良い職場を作っていきたいものです( ´∀`)