『いじめ問題』と『マスクを外せない現状』は似ている?

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こんにちは
悩みすっきりカウンセラーの山本記大です。

新型コロナウイルスの流行が落ち着きつつあります。
飲食業もかつての活気を取り戻そうと活動したり、
または月々の支払いが滞っていた企業や自営業の方も
少しずつ売上を取り戻して支払いに充てることができるようになればいいですね。

今日は『いじめ問題』と『マスクを外せない現状』について共通点があると
気づいたことを書きます。

一般論としての『いじめ問題』の構造

NHKのクローズアップ現代でも取り上げられた『旭川中学生凍死事件』。
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/WV5PLY8R43/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/py26EX8wqy/

一般論としては、いじめ(普段僕はいじめと言わずに嫌がらせと言い換えています)において
いじめを行なう人物は大多数のように見せかけて実行犯・黒幕合わせて集団の中ではほんの一部です。
例:30人のクラスでいじめグループの人数は数人程度。割合は30分の〇〇となる。

いじめの心理は、行なう側もやられる側もどちらも心理状態があります。
ここでは話が逸れるので省略します。ただ、いじめのキーワードの1つは『劣等感』です。

話を戻して
何故庇ったり通報など、第三者による被害に遭われた方への救済がなかったり、救済がないのでしょうか?
それは人間が自然界で生き残るために備わっている『守り・防衛本能』があるからです。
自己保身とでも言った方が理解しやすいでしょうか。

具体的には
『ここで止めにかかって自分がいじめを受けたらどうしよう…』
『今度は自分がいじめに遭って無視されたらどうしよう…』
『みんなから仲間外れにされたらどうしよう…』
『後で仕返しされたらどうしよう…』
『匿名で通報しても、後で自分が通報したと知られたらどうしよう…』

などをはじめとした恐れ・危険性を気にするのです。
これは誰もが持っている価値観なので、避けては通れません。

また、教育者の方には失礼かも知れませんが、
本来いじめ問題の解決に向けて尽力するべき立場の教育者の中には
『ここで校内でいじめが起きていると発覚したら、教育委員会に怒られる』
『いじめが発覚したら、PTAをはじめ保護者の方に批判される』
『いじめが発覚したら、マスコミが嗅ぎつけて連日ニュースになって全国から批判・抗議が殺到する』

など、こちらも恐れ・危険性を気にして回避することを最優先しようとするのです。
かつて、ドラマに『モンスターペアレント』というドラマで俳優・前田美波里氏演じる校長先生が
自己保身や名誉を守るため・校長退任後に手に入れたいと思っていた名誉な肩書のために
様々な陰謀を張り巡らせるシーンがありました。
当然、そのようなことが社会的・倫理的に許されるはずもなく、
視聴者の中には憤りを感じる方もいたことでしょう。
それでも私たちは、どのような立場にあるか関係なく
自分の身を守るために、恐れ・危険性を回避しようとする防衛本能』があるのです。

『本当はマスクを外したくても外せない現状』

今日の感染者報告も、日本全国で100人くらいの現状になっています。
退院できている方も感染者全体の約98%以上になっています。
もちろん数字だけで全て判断できるとは思いません。
免疫機能が衰えている方・基礎疾患をお持ちの方・妊娠されている方にとっては脅威だと思うのでしょう。
そのような方たちへ思いやる気持ちは大切だと思います。

元来、私たちは太古の時代から脈々と受け継がれている免疫力・自然治癒力があります。
その力は『100人の名医に匹敵する』とまで言う専門医までいます。
そのような素晴らしい力を持っていることを信じて、かつてのようにマスク無しで
自分の心に素直になって
自分らしく満ち足りた人生に向けて生きることはいかがでしょうか?

ただし、まだまだ私たちを取り巻く社会環境から
『そんなこと言われても…』
『山本さん、あなたは別にいいだろうけどさ…』
と思う方も多いのではないでしょうか?

マスク無しの状態では感染が心配と主張する方もいますが、
僕は感染が心配と主張することは表向きの話なのではないか?と思うのです。

これも先ほどの話と同じで、実際のところは
『マスク無しで生活して常識の知らないヤツと思われて笑われたらどうしよう…』
『マスク無しで差別されたらどうしよう…』
『マスク無しで生活して居場所を失くしたらどうしよう…』
など、こちらも恐れ・危険性を気にする心理(守り・防衛本能)が隠されているのです。
そして我慢を強いられていると感じる方も多いのではないでしょうか?

自分は政府や自治体、会社の方針などによって我慢を強いられてやむを得ず我慢しているのに、
自分よりも自由に自分らしく生きている人を見ると
今度は
自分は社会や勤め先の会社のルールに沿って真面目に生きているのに、
何であいつらはルールを守ろうとしないのか?

真面目に生きている自分がこんな思いしているのに、
あいつらが好きなように生きているなんておかしい!お前らもルールを守るべき!

という不満・批判・嫉妬心・恨みが湧いてくるのです。
分かりやすいのが、自粛警察・マスク警察の人たちです。
自粛警察・マスク警察も別に大人数ではなく、数で言えば少ないです。
ただ彼らは不満や嫉妬心などの怒りの感情でもって正しいかのように批判・糾弾するので、
周囲の人々が恐れて萎縮したりトラブルを避けて身を守るために従順なフリをしているのです。

これもある意味で『いじめ問題』で周囲が見て見ぬふりをする状態を同じと言えます。

だからこそ僕は思うのです。

そこまでマスク無しで生活することが良いと思うのであれば、自分の心に素直になって生きることを
少しずつでもいいから日常生活でやってみてはいかがでしょうか?
他人を批判・糾弾したり、トラブルを避けてその場しのぎをしたところで、
あなたの抱える問題は何も解決しませんよ?

あなたの抱える苦悩や葛藤、悲しみや不満、嫉妬心などは
他人や周囲やきっかけであるだけで、結局最後のところは自分の過去の体験の中で作り上げてきた価値基準が苦悩やかっ等、悲しみや不満、嫉妬心などを生み出しているのです。
どうか自分の人生を棒に振ることがありませんように…