『明日できることは、今日するな』あの作家、遠藤周作が教える、人生幸せ法⁉

先月、右肩を壊してしまいました。
その後、姿勢調整師の先生が2度にわたって、施術してくれたおかげで楽になりました。
その時にいわれたことが、
『相当体に力が入っていますね。最近気が休まることがないでしょ』でした。
確かに、仕事で緊張する場面はありましたが、まさか肩の痛みと関係あるとは思いもよりません
でした。

そして、先日開催された経営者の勉強会で、作家の故・遠藤周作氏の話をする方がいました。
そこでは、著書『明日という日があるじゃないか』の一節、『明日できることは、今日するな』を
引用していました。

ここで言う『明日できることは、今日するな』とは、
今日やらないといけないことはやる必要あるが、明日できることを今日対応すれば人から認められて
立身出世できるが、それだけの人生なら、つまらない。もっと気楽に生きることを勧める著書です。
何も、いい加減でだらしない意味ではありませんので、よろしくお願いします。

先ほどの姿勢調整師が言っていましたが、現代人は施術の最中で体が緊張から解き放たれて
楽な状態であるはずが、依然として力が入ったままだと教えてくれました。
交感神経が優位で、仕事をはじめ、結果にこだわらないと影響がでてしまう場面では、
緊張感は大切です。
問題は現代において、気が休まることがなく心と脳・体まで緊張して力が入ったままで
どこにいても仕事モードであるということです。
副交感神経が優位になって、緊張を解いてゆっくりのんびりできることが少ないことです。

それどころか、交感神経が優位であり続けることで、度が過ぎると、
何気ない周囲の反応に過剰に反応して
自分のことで、何か良からぬことを思われているかもしれない』と
被害者意識が強くなって、攻撃的・排他的になってしまうのです。
最悪の場合、うつ病になったり、自分がまさかの加害者になってしまう可能性があります。

もちろん、いい加減でだらしないのは問題になりますが、
一旦仕事から離れてみることも、いいかもしれないですね。特にスマートフォンを側に置かない
時間もいいかもしれないです。スマートフォンを操作している時は、姿勢が猫背になりやすく、
体が無理な姿勢で緊張状態になってしまうと教えてもらいました。

先日、自分磨きも兼ねて飛び込み営業している時も、
『うちの社長、いつも県外出張で帰ってきたかと思えば、ずっと社長室に籠って書類やメールを眺めてします。電話もかけっぱなし状態ですね』といつも受付応対してくださる顔なじみの人が言って
いました。
仕事が無くて困窮するよりはマシでしょうし、本人が楽しんで仕事していれば何よりですが、
時間に余裕のない生活も考えものですね。
いっそのこと、『笑うせぇるすまん』のように、窓際社員と多忙な経営者が入れ替わる生活も
実現できるならば、面白いでしょうかね?

多くの人は、仕事でだらしなく対応してヘマをしているわけではないですから、
未来将来の心配事や、生活にこだわり過ぎない余裕も…と思います。