会社で居場所がないと感じてしまう心理と居場所を見つける方法② ~新入社員(新卒)が会社を辞める理由編~

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こんにちは悩みすっきりカウンセラーの山本記大です^^

この記事をご覧になられている皆さんはお元気ですか?

世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るっていて終息の目処が立たない状態が続いています。私たち一人ひとりの健康面だけでななく、ある人は『かつてのリーマンショックに匹敵するのでは?もしかしたらそれ以上かも?』と経済的影響を懸念する人も出てきています。

3/31の時事通信ニュースでは新型コロナウイルス感染症の影響を受けて解雇や雇い止めが1021人、新卒者の内定取り消しが58人に達している状態です(https://sp.m.jiji.com/article/show/2365663)。そんな中、新卒(新入社員)研修が感染リスクを考慮して中止になったり、Zoomなどを用いて画面越しで新入社員研修を開催する企業もあります。

私事ながら僕の場合も

山本さんが提案してくれる個別面談やコミュニケーション研修も会議室とか使って開催するのでしょ?コロナウイルスの感染リスクを考えると、それはちょっと…

というお声を頂いています。

そこで今はそのようなお声にお応えする形で『Zoom』による対応も視野に入れて模索している状態です。

個別面談は過去にもビデオ通話の形で対応したことがあるので即対応可能です。ご安心ください。

今日は『会社で居場所がないと感じてしまう心理と居場所を見つける方法② ~新入社員(新卒)が会社を辞める編~』を書きます。

『居場所』と一言で言っても会社や職場だけが居場所というわけではわけではありません。学校、アルバイト、習い事や専門知識などを習う勉強会・研修会、同じ業界同士の集まりや会合・例会、LINEやFacebook・Instagram、ネット掲示板のようなSNS…これら全て居場所と言えます。

せっかく数百万単位で採用にお金かけて力を入れても辞められてしまっては、いくら新卒が何人かは会社を辞めることを想定していたとしても採用費用が水の泡です。そうならないためにも『新卒(新入社員)が会社を辞める心理』をお話しながら対応できる方法をご紹介します。

新卒(新入社員)が会社を辞める心理

以前『会社で居場所がないと感じてしまう心理と居場所を見つける方法!』https://nori-enari.com/myblog/work/1555)でも書きましたが、結論から言うと、せっかく入社しても新卒(新入社員)が会社を辞める心理は『行き過ぎた比較・競争原理』から来ています。

私たちは小さい頃から様々な比較や評価を受けながら生きてきました。例えば兄弟姉妹・クラスメイト同士の勉強や運動の出来具合や容姿、身長や体格、恋愛対象も当てはまります(好意を抱く異性と付き合えるか?も多くの同性の中から自分を彼氏彼女として認めてもらえるという意味で比較である)。社会人になってからは社内評価や営業成績、出世競争…

問題は比較をやり過ぎると比較競争に疲れ果てて自信を失って『こんなこともできないなんて、どうせ自分には価値がない。そんな価値のない自分には会社内で居場所なんかないんだ…ここにいてはいけないんだ…』と思い詰めてしまって会社を辞める事態に発展します。新卒の方ではありませんが、毎月営業成績NO.1で中小企業から大手企業にヘッドハンティングされたエリート社員(30代男性)が突然体調不良を訴えて布団から一歩も起きることができなくなってしまうことがあり、それが引き金で最終的に会社を辞めることに発展しました。この心理は何も新卒の方に限った話ではないのです。

新卒(新入社員)が会社を辞める心理②

新卒が会社を辞める心理の2つ目は『できない理由・やれない理由・しない理由』を頭に浮かびすぎてしまう頭でっかち体質であることです。これは新卒問わず物事が長続きしない人にも共通する心理です。このタイプに該当する方たちは心理的に

『怒られたくない・責められたくない・恥ずかしい思いをしたくない・否定されたくない・見捨てられたくない・嫌われたくない…』などの不快なものを避ける気持ちが強すぎて過剰に反応してしまうことが特徴です。過剰に反応した結果を感情的になると言います。そしてできない理由・やれない理由・しない理由を無意識に自動反応で自分の中で作っていって最後は何かをあきらめて、妥協して『だったらもういい』と言って拒絶して会社を辞めるのです。

新卒(新入社員)が会社を辞める心理が生み出す社会問題

こうした新卒(新入社員)が会社を辞める心理の結果、どのような社会問題を生み出すのでしょうか?

それが『3ヶ月で10%・3年で30%の社員が内定先の会社を辞める』という社会現象です。これは何も『これだから今時の若者は…私(俺)の時なんか…』という批判論で片づけるわけにはいかない問題がまだ隠れています。『3ヶ月で10%・3年で30%の社員が内定先の会社を辞める』新入社員たちはその後、ニートまたはアルバイト・非正規雇用で働くようになります。大きな責任を背負わなくて気楽かも知れませんが、その代わりどれだけシフトに入ろうが仕事をこなそうが年収は増えることは現実として考えにくいかも知れないです。これでは経済的に不自由なくやっていくことはもちろん、結婚もしたくても結婚に躊躇してしまいます。今に始まった問題ではありませんが、人材不足・後継者不在・出生率・年金制度疲弊にも関連してきます。

解決する手立てはあるのか?

解決方法は個別相談(Zoomによる個別相談も可能)があります。複数人で実施するコミュニケーション研修はZoomのようなオンラインで実施する教育も一部ご用意しています。

今回提案させてもらいたいのは、相談者と僕がオンライン対面で行なうやり方です。直接対面で個別相談させてもらうお仕事を頂いてきました。今日、直接対面で関わることは新型コロナウイルス感染リスクを懸念する個人の方・企業もいるのは事実です。そこでZoomでパソコン・スマートフォンの画面越しでやり取りしながら相談内容を伺って『コミュニケーション』の観点から解決させてもらいます。コミュニケーションの取り方を数値で見える化して原因と解決方法を見つける『コミュニケーション診断』もZoomで提案・実施することも可能です。

このような手段を取ることによって、今までのリアルで対面形式で実施していた個別相談の内容をオンラインでも対応できます。相談料は相談後に、決めた期日までに指定先のお振込先に振り込んでいただく形も取ることも今まで通り可能です。

最後に

今、新型コロナウイルスの流行によって健康面・経済面で苦しまれている方も多いかと思います。新入社員になって新社会人生活を始めることを夢見て就職活動中の学生さんも軒並み苦戦を強いられたり、内定を頂いたものの内定取り消しになって戸惑う学生さんもいることでしょう。僕の身の回りも会社の取引や商談が相次いで延期または取引停止になって業績が悪化したり、社員やアルバイト・パートの立場でしたら仕事が時短勤務になったり休業、または(一部)解雇になって収入に影響が出ている方も多くいます。僕も個別相談・コミュニケーション研修事業を展開しているので決して他人事ではありません。

そんな時だからこそ

助成金や給付金に関する情報をマメに仕入れて自分が該当するのかどうか?

どのようにすれば自分と自分の関わる人の命と健康を守ることができるか?

今だからこそ、

と仕事が減ったり無くなったりして悲観している時間をコロナウイルス騒動が終息してからできるビジネス展開構想を練る時間に充ててみてはいかがでしょうか?

一緒にこの危機を乗り越えるための知恵を振り絞って今できることを実施していきましょう^^