引きこもりする大人たち やり直しのきかない社会という現実

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こんにちは
悩みすっきりカウンセラーの山本記大です^^

少しずつ温かくなってきましたね。
それでも変わらず新型コロナウイルス感染症についての報道は絶えない状態です。
僕としては、世界で流行している新型コロナウイルス感染症の症状よりも
政府や行政が経済的規制をかけてしまい、生活や事業経営が立ちゆかなくなる方が深刻だと僕の他のSNSでも言及してきました。メディアを無条件で飲みこむのではなく、冷静に自分で研究・分析して正しく対策することが大事です。

ちなみに帝国データバンクが発表したコロナ関連倒産の統計がこちらです。
https://www.tdb.co.jp/tosan/covid19/index.html

この中に僕と個人的に接点のあった某企業も倒産企業に含まれています。
そして企業がつぶれるということは、『働いていた社員さん・社員さんの家族』、『取引していた企業とその社員さん・その社員さんの家族』の生活にも影響があるということです。
そこから社会人としての自信を失ったり経済的に追い詰められたりします。または両親が離婚・家族が離散したりと精神的に相当な影響を与えます。

今日は特に精神的な影響と日本の抱えている現状について記事に書きます。

意外に知られていない大人の引きこもりの現実

みなさんは『引きこもり』と聞いてどのようなイメージを持っているでしょうか?

僕は当初、思春期の小中高校生が同級生や部活動などの人間関係で傷ついたり、または人間関係の輪に入ることができず(輪に入りたくなかったり)して思い悩んだ末になるものと思っていました。
僕も小中高校生のときはクラスの輪に入れなかったりと苦労したこともあります。

でも実際は『大人の引きこもり』の方が『小中高校生の引きこもり』以上に深刻な問題があるのです。

現地点での最新調査である、内閣府の生活状況に関する調査(平成30年度)によればhttps://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/life/h30/pdf-index.html

40~64歳の中高年世代の引きこもりは61.3万人にのぼるとされています。
しかしこの結果は『おそらく引きこもりは、このくらいいるのでは?』という推計です。
実際は100万人以上いるのでは?と僕は考えています。

さらに
僕の方で個人的にグラフを作ってみました。

(図)『内閣府の生活状況に関する調査(平成30年度)』より個人的にグラフを作成

引きこもりになる年齢も、学生時代になる人よりも40代以降に引きこもりになるケースが多いです。
引きこもりのきっかけも『退職した』『職場の人間関係になじめなかった』など、人間関係に関係した理由として挙げられています。
ただこうした人間関係に悩む理由の背後にあるものを知る必要があります。

引きこもりになりやすい理由・心理とは?

それは
『どうせ俺(私)はダメなんだ』
『ダメな俺(私)はここにいてはいけない』
『自分には居場所がない、だったらもういい』と思い込んでしまいやすい心理がはたらいていることです。
彼ら彼女らは、もともと自己肯定感が低いので簡単にこの心理にハマりやすいのです。

『自分はダメなんだ』『自分には居場所がない』という心理にハマりやすい人には背景・理由があります。
小さい頃からあまり認められてほめられた体験がないのです。
それどころか周囲と比較されて
『それ見たことか、だからあなたは…』『ほらやっぱり言ったではないか』と

周りの大人たちに否定されて劣等感を植え付けられた境遇を持っていることが多いです。
こうした大人たち自身も同じように劣等感が強いので、そうならざるを得ない部分は一応あります。
人は認められたり褒められることよりも、否定される感覚を強く受け取ってしまう傾向があります。
嬉しい・楽しい・幸せだなと感じる快の刺激』よりも『悲しい・喜べない・怖いなどの不快の刺激』の
方が3~4倍強いのです。

こうした背景があるからこそ職場の人間関係で思うようにいかないこと・人間関係で苦労しているところに、仕事でも思うようにいかないことがあって何気ないやり取りでも否定・非難・批判されているように感じてしまうのです。

引きこもりが生む社会問題

内閣府が正式に発表した引きこもり人口は61.3万人とされます。

実際は、100万人以上はいるのでは?というのが僕の考えです。
何故かというと、『自分の家族に引きこもりがいる=恥ずかしい・知られたくない』という気持ちが強いからです。
それだけ引きこもりと言えば、悪いこと・やましいことであると考える人がいるということです。

言うまでもなく、引きこもりになっている人がいるということは企業の働き手が少なくなります。
働き手が少ないということは、企業の中でも中小零細企業は働き手不足に悩みます。
中小零細企業の中には素晴らしい技術や制度のある企業もあって経営状態もいいところもあります。
経営状態がいいのに働き手や後継者がいなくて廃業せざるを得ない企業が増えています。

企業が廃業するということは、今度は雇ってくれる企業がなくなるので雇用が減ります。
雇用が減れば地方自治体や政府の税収も落ち込みます。
税収が落ち込めば、社会保障費も段階的に削減せざるを得ないことになります。
社会保障費が減れば、自分たち働き手世代の将来が不安であるということで消費が落ち込んで日本経済が落ち込んでしまいます。

どのように引きこもり問題を予防して、社員と企業を守ればいいのか?

既にコロナ禍と言われる時代以前から、引きこもり解消支援をしている業者やNPO法人、地方自治体もあります。
または僕の先輩でも、3年かけて引きこもり解消支援に従事したことのある女性カウンセラーがいます。

ただ引きこもり解消支援業者もピンからキリまでいます。家族を思う気持ちにつけこんで法外な報酬をもらった挙句に、劣悪な環境で引きこもりになった方を苦しめる業者もいますので注意は必要です。
悲しい現実です。

解決するには、正直なところ僕自身よりも、信頼と実績のあるカウンセラーを紹介させて頂きます。

ここで僕は、社員の心と生活を守り企業を発展させるための提案をさせていただきます。
簡単にいうと大きく分けて『個別相談』と『コニュニケーション研修』があります。

個別相談とコミュニケーション研修によって、社員ひとりひとりがコミュニケーション能力とチームワーク能力が身につきます。
コミュニケーション能力とチームワーク能力が身につくことで、社員のお互いのコミュニケーションの取り方の違いがよく理解できるようになります。
コミュニケーションの取り方の違いからくるストレスや人間関係の悩みも減ります。
会社経営者の立場に立てば、従業員がイキイキと働いてくれるばかりではなく社員定着率もあがって業績も上がります。
社員の立場に立つと、職場の人間関係のストレスや悩みが減って自分の思い通りに働きやすくなります。
また、引きこもりになってしまうと社会復帰が大変です。自分の部屋から出るだけでも苦労します。
最低でも社会と接点を持てるようになるまでに3年以上かかると思ってください。
そうなる前に個別相談とコミュニケーション研修をおすすめします。

一度僕に任せてみませんか?
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