心と体の病気は、食事から作られる⁉ 食事と今の自分の意外な関係…

9月に入りましたが、残暑も厳しいですね。
コメ不足と言われてスーパーでも在庫切れな状態が続いているところがあるかと思います。
一方で、スーパーやコンビニの弁当コーナーに並べられている弁当は、相変わらず消費期限切れで
廃棄されているというのは、何とも皮肉なものを感じます。
それどころか、海外へのお米輸出は、過去最高の輸出額になったと記事になっていました。
海外向けに展開して儲かるほどのお米がある一方で、日本国内はコメ不足。不思議なことです。

今日はそんなお米について実体験したことも踏まえて記事にします。

かつての日本には飛脚という、文書など書類、金銭や貨物を運ぶ仕事に従事した人たちがいました。
現代でいう宅配便の方たちです。
彼らは、たった一日で江戸から大阪まで(約500㎞)2日半で踏破したとされます。現代では考えられない
とんでもない体力です。

では彼らは、どのような食生活だったのでしょうか?
普段の食事は麦飯や玄米、漬物にみそ汁、焼き魚が中心でした。
僕は最初『そんな料理で、お腹いっぱいになるのか?』と思いましたが、ごはんの量が一日5合!
1合あたり茶碗2.5~3杯なので、5合の場合は茶碗12.5~15杯の麦飯・玄米を一日で食べていた計算
です。

白米ではありません。白米は当時、貴族か大名クラスの武士といった、身分の高い人しか食事できない高級食材でした。

その代わりというか、白米を日常的に食事していた特権階級の人たちは相次いで栄養失調、脚気になる人が出てしまいました。あの江戸幕府の将軍・徳川綱吉も脚気に悩んでいたとされます。

彼ら飛脚が、江戸から大阪までという500㎞の距離を2日半で踏破できる背景には、お米が関係していたのです。麦飯特に玄米は栄養価が高く、食べものをエネルギーに変えるために必要なビタミンが豊富
です。白米が当たり前の食卓の光景になっている現代では、とても当時の彼らの体力には及ばない
ですね。実際に行動に移すかどうかより、そもそもの話、東京から大阪まで歩くだけの肉体・体力も
ないでしょう。

僕自身も玄米を食べる生活をしていますが、お腹の調子が少しずつ良くなったり、前はちょっとした
ことで疲れてしまっていたのが、疲れにくく感じています。ビタミンが豊富な影響か、心の専門家
だからとかではなく、感情も平常心を保つことが前より簡単になった気がします。
ビタミンは、肉体的な健康に影響するだけではなく、脳の神経伝達物質の分泌にも影響を与えます。
これが精神的に影響を与えます。
もしかすると、精神的苦痛・病に悩む方は、周囲の人間関係による影響も大いにあるでしょうが、
食生活のことも精神的安定に関わっているのでは?と考えます。
今振り返ると、精神的不安定で悩んでいた過去の相談者は、食生活がめちゃくちゃだったこと
思い出しました。

日本では好き嫌いしなければ食べものは苦労せず手に入りますが、栄養価が高くて肉体的にも精神的
にも健康的な食生活をしているか?と言われると、答えに詰まってしまいます。

冒頭のタイトルの通り、『心と体の病気は、食事から作られる⁉』が本当なのか?
食事について振り返って実行に移すことで心と体が健康になれるのでしたら、もっと健康的に
働きやすくなって仕事のない日も楽しく満ち足りた生活が送りやすくなる可能性があると感じます。