そのクレームは実際のところ誰のため?クレーマーの意外な心理とは?

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こんばんは
悩みすっきりカウンセラーの山本記大です。

夏の暑さ真っ盛りの状態で問題になっているのは、
去年と同様にマスクを着用しながら、どのように熱中症予防をするか?です。
企業努力として、冷感マスクも発売されていますが、
コロナとか関係なく熱中症で毎年命を落とす方がいるだけに他人事ではありません。

そのような環境の中で、交通機関での張り紙が話題となっているとされます。
それは、最近知ったことですがJR東日本ではお知らせとして
熱中症予防のためにマスクを外すことがあります』と乗務員室に張り紙が掲載されました。
これがネットニュースで話題になっています。
引用元:「マスクを外すことがあります」乗務員室の貼り紙話題 クレームに対処するためか|ニフティニュース (nifty.com)

ここから見えてくるのが、

〇『張り紙を掲載するきっかけがSNSによる通報?
(?を付けた理由はJR東日本の広報部としては、クレームの有無について正式な言及はしていない
ことが理由である)』

〇『通報?する人の心理』
です。
今回はSNSによる通報をした人物たち、あるいは世間一般としてのクレーマーの心理に迫ります。

クレーマーの心理とは?

クレームそのものは悪くありません。
むしろお店・会社・公共機関などのサービス向上、お客さんや従業員の安心・安全につながることも
あるため、クレームそのものの是非については言及しません。

今回クレームについて言及したいのは、
『クレーム内容が果たしてサービス向上や安心・安全につながるのか?』
もっと踏み込んでいえば、
サービス向上や安心・安全対策への不満や不安を大義名分にして、実は無意識のうちに自分の抱えている
ストレスの解消や自己満足のためにクレームや批判をしているのではないか?

ということです。

(上の写真はイメージです。)

去年2020年から世界的に猛威を振り続けている新型コロナウイルス感染症への対策として、
不要不急の外出自粛や外出時にはマスク着用を促す報道やアナウンスは、今やどこにでも
見受けられるようになりました。
そして今も問題になっていることがあります。
それは『自粛警察』や『マスク警察』という存在です。通称:正義マン(正義ウーマン)とも言います。
直接的に言うことに始まり、匿名で通報、さらにはSNSに画像や動画を投稿・拡散させる行為が
あります。

そんな彼ら・彼女らの行為には共通点があります。
共通点とは、『自分と相手どちらが正しいか?という正しさの証明』をしていることです。

彼ら・彼女らは、いかに自分の主張が正しいか?を知らしめて認めさせることで、
自分がいかに尊敬に値する人間であるかの存在を知らしめて、自己顕示欲(認めてほしい欲求)や
人を思い通りにコントロールできることによる支配欲、
ひいては愛情を獲得しようとする心理
隠されているのです。

クレーマーの心理とは? その2

他にもあります。

それは
いかに自分が出来事を通して、喜べない、悲しみ・恐れ・怒りの不快感情を味わっているか?の
気持ち・心情を理解しろ
』ということです。

こちらのケースは、どちらかというと女性の方が多い傾向があります。
例えば、一概に言えるものではありませんが、モンスターペアレントと呼ばれている親御さんたちが
そうです。彼女らは実際のところ、不快感情を味わっているかの気持ち・心情を理解してほしいから
言うのです。

この気持ち・心情を理解してほしい・わかってほしいという欲求は結構重要なことで、
これが満たされている人は、大人になってから精神的に安定して成熟していて夢に向かって
楽しんで自分らしく生きている人が多いです。

一方でこれが大人になるまでに特に幼少期に満たされないと、精神的に不安定で大人になってから
人間関係をうまく構築できなかったり、不満・不安・不快を慢性的に抱えて、職場や家庭・社会で自分が
問題を起こしてしまう傾向があります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。👇
https://nori-enari.com/myblog/work/1336

クレーマー誕生の秘密をまとめると?

映画のスターウォーズシリーズの悪役、ダース・ベイダーの名前は1度は聞いたことがあるかも知れません。
ダース・ベイダーも最後はダークサイドに陥ざるを得ない暗い背景・生い立ちはありました。
ダース・ベイダーのことが気になる方は詳しく検索してみてください。
もちろん彼のような暗い生い立ちの人が全員例外なくというわけではありません。

それと同様にクレーマーも本人の意図するわけではないのに、何故かそうならざるを得ない背景は
あるのです。

クレーマー誕生の秘密は、
〇『愛情を十分に満たされていない
〇親や大人たちが良かれと思って愛情を注いだつもりでも、子供の時から今に至るまで
愛情として受け取ってもらえなかった

と解釈し続けていることです。
この時に満たすことができなかった感情を『思い残し』として持ち続けています。
思い残しとは、
『本当はもっと〇〇して欲しかった』と感情を持ち続けることです。
そして次こそは、次こそはムキになり意固地になって執着するようになります。

正論を説いて批判する正義マン・正義ウーマンも、正しさを証明することを通して
他人から尊敬と愛情を獲得することが目的なのです。

または、ある出来事で自分が不快な気持ちを持っているかを理解してもらおうと要求しています
マスク着用1つにとっても、自分が暑い思いして不快感を感じながら我慢してマスク着用しているのに、
JR東日本の例のように乗務員が乗務員室でマスク着用していなかったり、運転席に水分補給用のドリンクがあるから『何で俺・私だけが』と不満を持つのです。そして俺・私の不満を分かれ・理解しろと主張するのです。

本当の根本原因は、幼少期のある出来事において、十分に愛情をもらえていないこと端を発しており、
そこから思い残しとして今も解消できていないことが根本的な問題です。
根本的な原因から見つめ直して当時欲しかった愛情を十分もらうことができたと理解して受け取ることが
できない限り、ご本人の無意識の心の体質も変わりません。
周囲もこのカラクリを理解していないために、
ただのクレーマー・厄介者・邪魔者・変人・社会不適合者・コミュ障・サイコパスなどというレッテル貼りへと安易に走ってしまうのです。
一部の生まれ持った先天的な場合もありますが、意外にも幼少期からの積み重ねの結果であるが多いです。

そこで解決のために大事になるのは、
人間関係の悩み解決専門家である心理カウンセラーの方に相談して解決することが自分にとっての本当の
幸せを手に入れる近道になります。